こんにちは、タイ赴任に帯同中のEmmaです。
タイに来てすぐに始めたのは教室でのタイ語の習い事でした。
英語も通じるバンコクですが、タイの第一言語はタイ語です。
しかし店員さんやドライバーさんとの会話、タイ国内旅行時などローカルな場所を訪問した際は日常レベルでもタイ語を勉強していてよかったと思う場面が生活にはたくさんありました。
タイに在住することになったらぜひタイ語の勉強をおすすめします。
さて、バンコクにはたくさんのタイ語教室があります。
選択肢が多いのは喜ばしいことでもありますが、同時に迷ってしまうこともしばしば。
今回は私が半年以上(タイ語初級とタイ文字)通ったアソークにあるバーンパイサーンタイ語学校についてご紹介するので、タイ語教室をお探しの方に参考にしてもらえると嬉しいです。
ちなみに受講歴はタイ語初級を受け終えてからタイ文字初級を受講しました。
バンコクの英語教室に興味がある方はこちらの記事も併せてどうぞ。
バーンパイサーンタイ語学校の詳細
お教室の詳細についてご紹介します。
先生について
バーンパイサーンタイ語学校はタイ人の男性の先生がお一人で教鞭を執られているお教室です。
先生は日本の外国語大学での勉強経験もあり日本語が堪能で、長きに渡り日本人に日本語でタイ語を教えているベテランです。
クラスについて
基本はグループレッスンで①9:30〜11:30、②11:45〜13:45の2つの授業が平日に開催されています。
1回2時間で途中休憩はありません。
14:00以降はプライベートレッスンも実施されているようです。
コースは、タイ語初心者に向けた入門から、タイ語の新聞を読むような上級者向けのクラスもあって、コースによって週1・週2になります。
またタイ文字初心者に向けたタイ文字のクラスもあります。
テキストや授業の進め方について
テキストは先生が作成されたオリジナルのテキストを使用します。
当日に受講人数分を先生が印刷してくださいます。
授業は対面ですが、先生がZoomでホワイトボードを映して下さるのでオンラインで受講することも可能です。
その場合テキストはPDFでいただくことができます。
基本は先生が一方的に教えてくださる座学が中心で、たまに習った文法を使って一人一人発言を求められますが、クラスメイトさんとペアワークをしたり実際に声に出したりするような会話練習は少ないです。
宿題はありません。
レッスン料
恐らくバンコクで一番お安いレッスン料だと思います。
なんと1時間70B(+テキスト代10B)でレッスンを受けることができます。
細かくいうと1レッスンは2時間なので1回の受講につき150B支払うことになります。
(70B×2時間+10B=150B)
クラスにもよりますが私の受講した初級クラスは全30回だったので、全レッスンに出席すると4,500Bかかる計算です。
また、他のタイ語教室異なって都度払いになりますので、コースの申込時にレッスン料を一括で支払う必要はありません。
場所
最寄駅はBTSアソーク(Asoke)駅から徒歩10分以上、ソイ12の一番奥のアジアハウス(Asia House)にあります。
教室は先生のご自宅でもあります。
ソイ12自体は静かな地域になりますが、入り口にはコリアンタウンがあるのと、アソークのスカイウォークがあります。
ソイの入り口から距離があるので雨が降ってしまうとアクセスが少し大変です。
ホームページ
詳しくは下記お教室のホームページをご覧下さい。
良かった点
教え方が丁寧でゆっくり、日本語で学べる
先生の教え方が丁寧でゆっくりかつ日本語だったので、タイ語初心者の私にとって授業について行けなくなる心配がなく良かったです。
授業時間外に復習をしなくても、授業内の勉強だけで理解できます。
タイの文化が学べる
先生はお話好きで、授業中に脱線してタイに関することをたくさん教えてくださいました。
身近なレストラン情報から、政治・宗教まで日本語で伝えてくれるので、夫と違って普段タイ人と関わることのない駐妻の身としては大変有難い情報でした。
また教室は先生のご自宅で行われているため、タイ人の生活を垣間見るのも良い機会でした。
好きな時に参加できる
前述した通り、レッスン費用は参加したら支払う仕組みになっているので、入会金や事前の一括払いの必要がなく、コース期間の途中参加や途中抜けができます。
そのため、タイ語学習が合わなかった際のプレッシャーが軽減されました。
費用が安い
費用が安いのも本校の大きな魅力です。
タイ語教室を色々と探しましたが、ここまでお安い受講料は他に見つかりませんでした。
日本語も堪能で教歴も長い先生には授業料値上げしたらいいのになぁとお節介ながら思っていました。
気になった・イマイチだった点
レッスンがゆるい
良い面でも挙げたことが反対にイマイチでもありました。
レッスンが丁寧かつゆっくり、先生の話もよく脱線して雑談タイムになってしまうので、早く進めて欲しいと思う場面も正直ありました。
また、宿題がなかったり授業中に発話する機会がないので、定着という面では悪いのかなぁと思いました。
私はなんとか最後まで受講できましたが、好きな時に参加できたり、補習制度はなく数回欠席してしまったりすると授業内容がわからなくなるので、学ぶ意志が低い方は脱落しやすいです。
お友達が出来にくい
授業中にペアワークがなかったり、休憩時間もないため周りのクラスメートさんと仲良くなる機会は少ないです。
また、駐妻さんだけでなく幅広い層の方も参加されているのでお声がかけづらいなぁと勝手に思っていました。
最後に
総じて、こちらの教室はゆるいなぁと思います。(熱心に勉強されている生徒さんにはごめんなさい)
授業から脱線した先生の雑談が長かったり、飼い猫さんが教室内をウロウロしていて癒されたり、授業が時間内に終わらなかったり、挙げるとキリがありませんが、こういうゆるさがタイの独特な文化なのかなぁとエアコンを使用しない自然の風が吹き抜けるお教室で考えたりもしました。
確実にこのゆるさのおかげで半年以上通えましたね。
はじめにも書きましたが、タイ語教室に通ったおかげで日常会話はなんとなく使えるようになったのでタイでの生活がグッと楽になったので通ってよかったです。
話すタイ語と比べてタイ文字は難しかったのですが、自分の目的は「タイ文字の読み方のルールを知る」だったのでそれが理解できたのと、時間はかかりつつも街中のタイ文字が読めると嬉しくなります。
ここの教室のタイ文字クラスは進め方が丁寧なので、最後まで通えば誰でもタイ文字が読めるようになると思います。
しんどいのはタイ文字コースが35回あり5ヶ月近くの長丁場で、継続が一番の鍵になります。
正直、タイ語学習には前向きではなかった私ですが、「先生のゆるい雰囲気」と「費用の安さ」、タイ語教室に通うことで子なしの私にとって半年以上「週2日予定ができ、心の安定にも繋がったこと」は非常に有難かったです。
最後に言語学習についての個人的な考えを少し。
言語学習に共通することとしてまずはその言語、文化に興味がないと勉強へのモチベーションは保てないと実感しました。
確かにタイ語をやって生活が楽になりましたが、生活で使う単語や表現は限られています。何なら、バンコクでは英語が通じます。
タイ語学習の意欲が薄かった敗因としては、やはり必要に迫られなかったこと、タイ文化への興味が低かったことだと個人的に振り返りました。
タイ語学習を継続されている方を心から尊敬します。
少しでも本記事がタイ語教室選びの参考になると嬉しいです。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。