【バンコクで妊娠・出産#2】バムルンラード病院での出産・入院レポ | Emmalog in Thailand

【バンコクで妊娠・出産#2】バムルンラード病院での出産・入院レポ

バンコク妊娠・出産
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こんにちは、タイ赴任に帯同中のEmmaです。

前回、病院選びや妊婦健診、主治医についての記事を書きました。

今回は出産・入院レポを書き連ねていきます。いつも以上に駄文になる予感・・・。

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出産レポート

予定日超過の40週2日に息子が生まれました。

出産当日に帝王切開を決断

自然に陣痛が来るの待って生む予定でしたが、40週2日の検診時に帝王切開を選択してその日のうちに出産しました。

というのも、前日の朝におしるしが見られ、前駆陣痛が始まり、夜中には10分間隔くらいの陣痛でほぼ寝られず検診に向かうも主治医のラシック先生からは、子宮頸管がまだ短くなっておらず生まれるまで数日かかると。
寝れないくらいの陣痛が来ていたため、妊娠糖尿病によるストレスも相待って辛くて堪らなかった妊婦生活がようやく終わると期待していた矢先、まだ生まれないと聞いて相当なショックを受けたのを覚えています・・・。

健診時に先生から提示された選択肢は3つ。

  1. このまま自然に陣痛が来るのを待つ
  2. 一旦帰宅して、翌日促進剤を入れる
  3. 帝王切開で出産

30分くらいラシック先生と話し合いながら、③の帝王切開による出産を決断しました。

一番重視したかったことは、母子ともに健康で出産を終えること。ラシック先生なら帝王切開で母子ともに健康で出産できると思いました。また、①でも②でも帝王切開の可能性が私の場合高そうで、翌日に母が日本からタイに到着予定だったのでどれを選んでも帝王切開の可能性があるのであれば当日での出産ができる③を選びました。

帝王切開での出産

帝王切開での出産を決断したものの、帝王切開手術は8時間の絶食絶飲が必要とのこと。検診前に軽くお水を飲んでいたため、夕方まで病室で待機。

出産前に待機していた病室

手術時間までに子宮頸管が短くなれば無痛分娩になると一縷の望みを持ちながらその後6時間以上陣痛に苦しみましたが、結局分娩できるほどお産は進んでおらず。(お腹の張り具合もNSTでMAX99の数値を出したんだけどなぁ。)

NSTにてMAX99の数値

手術に向けて同意書にサインしたり、支払いを済ませたり、点滴を始めていざ帝王切開手術に。

なんと・・・

手術室に入って約20分で息子が誕生しました・・・!

ラシック先生も仰っていましたが、帝王切開での出産は本当にシンプルでした。
前半10分は下半身麻酔。後半10分でラシック先生による執刀。
じんわりと下半身に麻痺した感覚が出てきたところにラシック先生が登場し、何か触られている感覚はあるものの麻酔のせいで何をされているかはわからず。バースプランで立ち会いを希望していた夫は間に合わないのではないかと思っていたところ、夫が室内に呼ばれるや否や赤ちゃんの産声が聞こえました。周りからはBig Boy!Big Boy!の声もw
真っ赤な顔で必死に産声を上げている赤ちゃんが私の顔の横にやってきて、夫含め家族3人でスマホと病院が用意した一眼レフカメラで記念撮影。

気がつくと私は病室のベッドに横になっていました。出産からの記憶が一切無く、どれだけの時間眠っていたのでしょう。なんでも夫によると、私は記念撮影を終えたらすぐに麻酔によって眠りについていたそうです。
麻酔科医の先生、上手でタイミングがばっちりでした。

当日には希望通り、生まれたばかりの我が子に母乳をあげました。ちゃんと分泌されていたかは不明ですが。

2日目

翌日2日目以降は、授乳時間になったら看護師さんが新生児室から我が子を連れてきてくれました。
数時間前までお腹の中にいた子が目の前にいるのはとても不思議な感覚でした。

11:00から飲み物が可能になり、お昼は流動食
お粥とほんのりチキンの味のするスープ。

一食目は流動食

13:00 点滴が外れる

16:00 尿カテーテルが外れる
ずっと尿意を感じないなと思っていましたが、実は尿カテーテルがついていることにしばらくの間気が付いてませんでしたw
帝王切開後でしたので、翌日までは看護師さんを呼んで病室内のトイレまで付き添ってもらってい、術後3日目からはノロノロではありますが自分のペースでトイレにも行けるようになりました。

16:20 手続き書類の説明
出生証明書などの説明が通訳さん付きで説明しにきてくれました。

16:30 主治医ラシック先生による回診
お産について振り返り等の説明をしていただきました。
翌朝から食事制限なく好きなものを食べてよい、病室内を歩き始めてよいとのこと。

17:00 日本から母が到着
病室に入ってきてくれた母の姿に安堵したのをよく覚えています。

18:30 夕食(Soft Dietメニュー)
Soft Dietメニューではありますが、妊娠糖尿病で長いこと糖質制限をしていたので久しぶりに妊糖を気にせず食べられる食事が幸せでした。

優しいすき焼き風の和食

帝王切開の傷は痛いですが、意外と歩くことができました。
どちらかというと緊張によるものなのか身体中の筋肉が強張ってしまい眠れないほどの痛みでした。サロンパスを貼ったり、夫にマッサージしてもらったりして対処しました。

3日目

7:30 朝食(Soft Dietメニュー)
優しい味すぎて、ふりかけが役立ちました。

Soft Dietメニューの朝食

8:30 小児科医による回診
息子の状態について説明してくださいました。

10:30 沐浴指導
新生児室で行うために長い廊下を車椅子移動。夫とタイ式の沐浴方法を習いました。

Baby Bathroom

タイ式の沐浴は日本式と大きく異なっていて驚きの連続でした。
テーブルの上にバスタオルを敷いて、頭から足先まで石鹸で洗います。お湯を使うのは石鹸で洗った全身を流す最後に。その間、赤ちゃんはギャン泣きでした・・・w
お湯に浸けながらの沐浴は気持ちよさそうだったので、自宅では日本式の沐浴を取り入れていました。

11:00 入院食の希望が聞かれました。
翌日の昼食から、Soft Dietメニューを卒業してタイ料理/洋食/和食/ハラル/ビーガンメニューから選ぶように。

12:00 昼食(Soft Dietメニュー)
昼食にはおやつがついています!この日はクリスピークリームドーナツのようなシュガーがかかった甘いお菓子で疲れた身体に染み渡りました。

Soft Dietメニューの昼食

15:30 ラシック先生による回診

19:00 夕食(Soft Dietメニュー)
白米が進まないおかずでこの日もふりかけが役立つw

Soft Dietメニューの夕食

4日目

8:30 小児科医による回診

8:40 沐浴指導
昨日は看護師さんメインでの沐浴でしたが、今回は夫メインでの沐浴をやらせてもらいました。

9:00 授乳、搾乳器練習
搾乳器を使ったり、直接マッサージをしてもらいました。

Breast Feeding Room

medelaの搾乳器

10:00 朝食(Soft Dietメニュー)
沐浴指導の時間と被ってしまい遅めの朝食でした。

Soft Dietメニューの朝食

13:00 昼食
ようやくSoft Dietメニューから卒業して普通の食事に。一気に量が増えてフードファイターになった気分。

おやつはチョコレートマフィンとパンダンジュースでした。
パンダンってなんだろうという感じですが、タイで有名なハーブのようですね。独特な感じでリピートしたい味ではなかったです。

16:20 ラシック先生による最後の回診

18:10 夕食

18:40 妊娠糖尿病を担当してもらっていたジュン先生による回診
無事に出産報告ができてよかった。
次回は4ヶ月後に再診とのこと。数値正常だといいな。食事制限はもう懲り懲りです。

20:00 母乳マッサージをしてもらう

23:00 搾乳→母乳マッサージ→授乳

母乳がうまく出なかったので、この日は看護師さんに積極的に母乳マッサージをお願いしました。
自分がどうしたいのか、母乳育児をしたいのかミルク育児をしたいのか、それによってどうしてもらいたいのかをきちんと病院側に伝える必要があると感じた一日でした。

5日目(延泊)

帝王切開での入院パッケージ日数は3泊4日です。
延泊するかどうかの判断ですが、何泊しても早々に帝王切開の痛みからは解放されなさそうなのでその点では延泊の必要性はないと思っていました。しかし、生後4日目に日本式の先天性異常の検査があり、パッケージ通りに退院すると翌日再度病院に向かう必要がありました。そのため帝王切開後に早速新生児との移動は大変と判断し、一泊延泊することにしました。

6:30 授乳、母乳マッサージ

8:30 朝食

8:10 小児科医による回診

10:00 沐浴指導

11:00 授乳

12:30 昼食

おやつはマフィンとグアバジュースでした。

17:30 夕食

入院期間中、最後の食事でした。
個人的には洋食がサラダやスープなどもついて品目多くおすすめです。

18:30 退院
赤ちゃんは病院が用意してくれたクマ耳のついた可愛いお洋服に着替え、赤ちゃんグッズを病院のオリジナルバッグに入れてもらい退院です。
出産パッケージに帰りの送迎がついてたと思っていましたが、入っていないとのことで自力で帰る必要がありました。出産前月に入院した際には帰りの送迎がついていたのに、突然仕組みが変わってしまうのがタイあるあるな感じです。

帰宅したら、母がベビーベッドを飾り付けしてくれていて感動でした。

\ CONGRATULATIONS /

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病室の様子

病室は個室なのでとても快適でした。

ベッドのほか、窓際にソファがあります。このソファがとてもフカフカで座り心地が良く、付き添い人が寝ることができるほどです。
テーブルもあるので夫はパソコンを開いて仕事していました。

写真には写っていませんが、テレビ、冷蔵庫、電子レンジ、ケトルなどもありました。

病室の窓からの景色は屋上庭園でたまに人が窓の外を通ります。一応外側から室内は見えない特殊なガラス窓になってはいましたが人がいると落ち着きませんでした。

病室内にはトイレとシャワー室もありました。

少し病室の外もご紹介します。

病室の外の廊下は広々としてとてもきれいです。

病室外の廊下

入院フロアにある待合室。

待合室の奥にはドアがあってそのまま屋上庭園に出られます。
術後で屋上庭園を散歩する余裕はありませんでしたが少し見るだけでも手入れの行き届いたグリーンに癒されました。

持ち物

持ち物について事前に何度も病院に確認しましたが、明確な答えは得られず・・・
これだけ問い合わせても教えてくれないということは逆に手ぶらで入院しても大丈夫なのかと正期産には割り切ることにしました。

病室に用意してあったもの

  • ナプキン
  • シャンプー、コンディショナー、ボディソープ
  • 歯ブラシ
  • 授乳用ワンピース
  • タオル
  • ドライヤー
  • お水
  • ボックスティッシュ
  • スリッパ

アメニティ

授乳用ワンピースとタオル

自分で用意が必要だったもの

  • 各種コピー(両親のパスポート写真ページ/VISAページ/ワークパーミット)
    手続きに必要なので上記は必須。うちのワークパーミットは電子だったのでメール送付で可能でした。
  • ウエットティッシュ
    病院食のジュースが毎回運ばれてくるたびに溢れていて、トレーはじめお皿類がベタベタでした。
  • 産褥ショーツ
    お股部分を開けて使わなかったため産褥ショーツとしての機能は果たしていませんでしたが、看護師さんから持ってるか問われました。妊婦用ショーツとかでも問題ないです。
  • 熱冷ましシート
    手術当日は麻酔のせいなのか頭痛が酷く、持ってきてよかったです。
  • サロンパス
    出産、授乳や抱っこなど慣れてないことで知らぬ間に身体が強張っていたようで身体中バキバキ。サロンパスが役立ちました。
  • 母乳パッド/授乳ブラ/ピュアレーン
    病院側に授乳関連の用意はなかったので持ってきてよかったです。
  • 髪ゴム/ブラシ
    こちらも病院側に用意はありませんでした。
  • スマホ充電器
    ベッド頭の壁際にコンセントがありますが、ベッドに横になりながら使う場合は届かないことも有り得るので長いコードが必要です。

あったらいいもの

  • 基礎化粧品
    病室の洗面所には最低限のアメニティしかないので自分で持っていくべきです。
  • 化粧品
    出産後は赤ちゃんと写真を撮る機会が多くなりますので化粧品もあったらいいかな。
    私は化粧する余裕は全くありませんでした。
  • 余裕のある靴
    産後3日目から徐々に足が浮腫み始めて。退院時には足が象のようにパンパンで履いてきたサンダルがギリギリでした。浮腫んでも入るような余裕のある靴があればいいと思います。

病院でもらったもの

赤ちゃん関係

  • 短肌着
  • おくるみ
  • 帽子
  • 授乳ケープ
  • 出産時写真
  • 写真+足形
  • 赤ちゃん用手帳(予約票2枚:1週間、1ヶ月検診)

しっかりした箱に入った贈り物をいただきました。

中身は授乳ケープでした。お洒落な柄です。

優しい色合いの授乳ケープ

婦人科の待合室に展示されていた授乳ケープでした。

オリジナルバッグ一式

病院オリジナルバッグに赤ちゃんグッズを一式入れてくれました。中身のほとんどは試供品でした。大容量入るバッグはマザーズバッグにも良さそう。

病院オリジナルバッグ

  • just gentle:赤ちゃん用洗濯洗剤、柔軟剤、食器洗剤
  • D-nee:赤ちゃん用洗濯洗剤、柔軟剤、食器洗剤、ボディソープ、バッグ
  • Fae and Mae:赤ちゃん用保湿クリーム
  • BABY MOBY:母乳保存袋、コットンボール、コットン、母乳パッド、おしり拭き
  • Pigeon:プラスチック哺乳瓶、母乳保存袋25枚、母乳パッド
  • マミーポコ:新生児用オムツ10枚
  • 粉ミルク残り
  • おむつ残り
  • 臍の緒消毒液残り
  • コットンボール
  • 綿棒


バッグの中身一覧

お母さん関係

  • 骨盤ベルト

サポーター

自分でも産後用のサポーターを用意していましたが、病院が準備してくれていました。

最後に

長々と駄文を連ねてしまい読みにくい記事になってしまいました。でも出産当日から退院まで目まぐるしい出来事をとりあえずブログに残すことができてよかったです。(途中から病院食レポートのようになってしまいました)

海外での出産は不安もありましたが、病院や家族のサポートがあって無事に出産することができ、振り返ってみるとお産自体は日本での出産よりもスムーズでよかったのではないかと思っています。ただ、私の場合は出産翌日から日本より母がサポートに来てくれたのが大きく、母がいなかったら海外での出産・育児を乗り切れる自信はありません・・・。その場合、バンコクだとアヤさんやナニーさんの力を借りて頑張るしかないのでしょうね。

とにかく、無事に元気な赤ちゃんに会えて安堵と多幸感でいっぱいです。これからは家族3人で引き続きタイ生活を楽しみたいと思います。

最後までお読みくださりありがとうございました。

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