【渡航準備〜ワクチン接種〜】タイ赴任に必要な予防接種を受けてきました

海外赴任準備
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こんにちは、タイ赴任に帯同予定のEmmaです。

突然海外赴任が決まって、何から手をつけていいか悩んでいませんか?

たくさんある渡航前準備でも特に計画的に準備したいのが予防接種です。

予防接種は種類によって接種回数や接種間隔が決まっていて計画的な準備が必要になりますので、直前にあわてることのいよう余裕を持って計画を立てましょう。

この記事では、私の実体験をもとにタイ渡航者に必要な予防接種についてご紹介します。

感染症予防というと発展途上国への赴任が該当するとイメージする方もいらっしゃるかもしれません。ですが、欧米諸国に赴任される方も推奨される予防接種の種類は少ないとしても全くのゼロではなく、全員に推奨されている予防接種(破傷風)もあります

赴任先の地域や状況、会社の規定によって必要な予防接種は異なりますので、渡航先の情報を必ずご自身でお調べください。ただ、渡航前準備の予防接種としては、タイ以外の国行かれる赴任者、帯同者の方も参考にしてくださいね。

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タイ渡航者に推奨される予防接種

感染症対策である予防接種は赴任する地域によって推奨される内容が異なります。タイ渡航者に必要な予防接種は外務省のホームページには以下のように記載がありました。

 赴任者に必要な予防接種

  • 成人:A型肝炎、B型肝炎、破傷風は必要です。腸チフス、狂犬病、日本脳炎はできれば接種してください。黄熱リスク国からの転勤(9時間以上のトランジットを含む)では入国時にイエローカード(黄熱ワクチン接種証明書)の提示を求められます。
  • 小児:日本で定期予防接種として行われているものは必要です。また任意接種とされているもののうち、水、おたふく風邪、A型肝炎の接種も薦められます。日本脳炎は、日本と違い生ワクチンを用いています。3種混合(DTP)は、初回~3回目DPT+HB、4回目および5回目DPT、6回目dTとして接種します。日本で行われている公的乳児健診制度はなく、私立病院では予防接種の際に乳児健診もあわせて行っていることが多いようです。

外務省ホームページ 海外渡航・滞在 > 海外安全対策 > 世界の医療事情 > タイ

成人かつ黄熱リスク国からの転勤でもなく、また会社の規定にも従って以下6種類を接種することにしました

  • A型肝炎
  • B型肝炎
  • 破傷風
  • 腸チフス
  • 狂犬病
  • 日本脳炎

他の地域に推奨されるワクチンも見ましたが、タイは圧倒的に該当種類が多くて驚きました。

医療機関(トラベルクリニック)の選択

接種する種類を決めたら、次は医療機関の選択です。

海外赴任の場合、会社によっては指定医療機関が設けられている場合もあります。

しかし会社指定の医療機関がなかったり、自分で医療機関を探す方もいると思います。その場合、どこの医療機関でも接種が受けられるわけではありません。海外渡航に必要な予防接種は普通に日本で過ごす分には必要のないワクチンのため、必ずしも取り扱っているとは限らず医療機関も限定されます。

そこで利用したいのが、トラベルクリニックです。

トラベルクリニックというのを初めて聞く方も多いのではないでしょうか?

トラベルクリニックとは、主に海外に渡航する人を対象に診療を行う専門の医療機関です。豊富なワクチンを取り揃えており海外赴任に必要な予防接種はもちろん、渡航前の健康相談や渡航先の医療情報の提供を受けることができます。世界で流行している感染症や医療事情などの情報を把握しているため、世界的なパンデミック下でも安心して相談が可能です。

初めての海外生活で不安がある方がほとんどだと思います。海外赴任者を対象にした専門医療機関、トラベルクリニックをおすすめします。

国内のトラベルクリニックは日本渡航医学会にリストが掲載されていますので、参考にするのが良いかと思います。

日本渡航医学会が案内するトラベルクリニックの他に、厚生労働省検疫所FORTHからも渡航者向けの対応可能な医療機関を探すことができます。こちらも併せてご参考ください。

候補の医療機関が見つかったら、クリニックによっては予約が必要かもしれませんので事前連絡を忘れずにするようにしましょう。

予防接種のスケジュールと回数

医師と相談して、以下表の通りワクチンの種類と接種回数を決めました。

種類 接種回数 接種間隔
A型肝炎(国産)  3回  2〜4週間、6〜12ヶ月
B型肝炎(国産)  3回  4週間、6〜12ヶ月
破傷風  1回  (1回接種で10年)
腸チフス  1回  (1回接種で3年)
狂犬病  4回  1週間、3〜4週間、1年
日本脳炎  1回  (1回接種で4〜5年 ※基礎免疫有り)

私が特に注意したのが、同時接種するワクチン数です。

というのも、夫が私より一足先に予防接種を開始していたのですが、医師による接種可能判断が降りたとはいえ初回に5本同時に接種して案の定体調不良になってしまいました・・・。5本同時接種して健康体の夫がダウンしているのを近くで見たのと、半年前に接種した新型コロナウイルスのワクチンは1回目、2回目共に酷い副反応に悩まされたため、私は渡航前予防接種を少しずつ打っていきたいと医師に相談しました。

相談した結果、以下のスケジュールで実施することになりました。

  1/18 1/25 2/8 2/15 7/25〜1月 2023年2月
A型肝炎   1回目 2回目   3回目  
B型肝炎 1回目     2回目 3回目  
破傷風   1回目        
腸チフス            
狂犬病 1回目 2回目 3回目     4回目
日本脳炎     1回目      

初回接種日から1ヶ月で済むワクチンもあれば、A型肝炎、B型肝炎、狂犬病は1回目接種日から半年〜1年後と接種間隔が長期に渡るものもありました。一時帰国時、もしくは赴任国での接種を忘れないようにしないとですね。

種類によっては一時帰国時、もしくは赴任国での接種となります。接種スケジュールの管理をしっかり行いましょう。

実際に予防接種を受けた手順

ここからは実際に私が予防接種を受けた実体験をご紹介していきます。

① 予防接種が受けられる医療機関を探します

会社指定の医療機関が複数ありましたので、指定医療機関のリストより利便性の高いクリニックを選択しました

② 医療機関に事前連絡をします

事前に電話で連絡をしてみました。私が気になっていたのは以下2点。
  • 予約はどのように行うのか?
  • 会社負担と聞いているが費用はどのようにお支払いするのか?(赴任する夫の帯同する形なので、社員証など、対象者と証明するものがない)
電話受付の 回答

予約の必要はないので、受付時間内にそのままお越しください。

ご主人のお勤め先と提携していますので何も持たずお越しください。

回答に対して「いいの!?」と思いつつも、慣れている受付さんだったので信じてそのままクリニックに行くことにしました。

③ 医療機関で予防接種を受けます

予約したクリニックは勤務先からも程近く、18:30まで受付してくださっていたので平日の仕事帰りに立ち寄ることができてとても便利でした。
夕方の時間帯は空いていて、20、30代と思われる若めの男性会社員の方が数名いらっしゃいました。受付で問診を記入して、少し待つと医師の問診に呼ばれました。
医師の問診では渡航国に応じた予防接種について丁寧に説明してもらい、不安に思っていた一度に接種する本数についても相談しながら接種スケジュールを決めることができたので安心して接種に臨めました。接種も看護師さんが接種前にワクチンの種類をきちんと説明して実施してくれたので安心感があります。
接種後は、診察券と予防接種記録(日英表記)を受け取って帰りました。予防接種記録(日英表記)は、どのワクチンをいつ接種したかを記録しています。赴任先の医療機関で追加接種をする可能性がありますので、大事に管理しておきましょう。
2回目以降は診察券と予防接種記録(日英表記)を持参するくらいで、スムーズに接種ができました。私の希望で一度に接種する本数を少なくしたためクリニックに来院する回数は多くはなりましたが、接種部位の腫れくらいで不安視していた大きな副反応には悩まされずに済みました。
スタッフの皆さんは対応に慣れていて、毎回スムーズに実施してもらうことができました。後々、知りましたが私がお世話になった医療機関もトラベルクリニックの一つでした。

まとめ

今回は海外赴任、特にタイ赴任、帯同者に向けて渡航前の予防接種をご紹介しました。

大切なことは、①余裕を持った計画的な準備と、②赴任先に必要なワクチンの種類の確認です。

数ヶ月単位で準備が必要ですので、慌てずに済むよう渡航が決まったらすぐに準備するようにしましょう。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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